AutoCADのコマンド一覧をお探しですね。

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AutoCADのコマンド・ショートカット完全ガイド【初心者向け一覧表付き】

AutoCADで図面を描いていると、「あのアイコンどこだっけ?」と探す時間が意外と積み重なっていきます。

基本的なコマンドやショートカットを覚えておくと、線を引く、コピーする、不要な部分を切り取る、保存するといった毎日の操作をキーボード中心でサクサク進められるようになります。

結果として、作図のスピードも修正への対応力も大きく変わってきます。

この記事では、初心者がまず覚えておきたいAutoCADの基本コマンドから、実務でよく使うショートカット、効率的な覚え方、自分好みにカスタマイズするときの考え方までを、わかりやすい一覧表とともに整理しました。

AutoCADのコマンド・ショートカットを覚えるメリット

AutoCADでは、リボンメニューからコマンドを選んで作図することもできますが、実際の仕事では画面下のコマンドラインに短い文字を入力して操作することが多いです。

この短縮入力は「エイリアス」と呼ばれていて、たとえば線分コマンドの「LINE」なら「L」だけ、円の「CIRCLE」なら「C」だけで呼び出せます。

正式なコマンド名を全部入力する必要がないので、マウスを動かす回数を減らしながらテンポよく作業を進められるのが大きなメリットです。

ショートカットを覚えるメリットは、ただ作業が速くなるだけではありません。

画面の構成やリボンの配置は、AutoCADのバージョン、会社の設定、個人のワークスペースによって変わることがあります。

でも、基本的なエイリアスやCtrlキーを使った操作は、どの環境でも共通して使えるものが多いんです。

だから、環境が変わっても迷わずに作業できます。

別のパソコンで作業するときや、派遣先・協力会社の環境で図面を修正するときにも、コマンド入力に慣れていると安定して作業できます。

また、AutoCADでは右手でマウス、左手でキーボードを操作する流れが基本です。

左手でエイリアスを入力して、右手で点や範囲を指定できるようになると、作図と編集のリズムが途切れにくくなります。

Enterキーの代わりにスペースキーで確定できる場面も多いので、半角入力の状態でスペースを使う習慣をつけると、さらに操作がスムーズになります。

ただし、日本語入力が全角になっていると思ったとおりに動かないことがあるので、コマンド入力するときはIMEの状態にも注意しましょう。

【保存版】AutoCADのよく使う基本コマンド一覧表

AutoCADのコマンドはたくさんありますが、最初から全部覚える必要はまったくありません。

まずは「作図」「編集」「表示」「管理」の4つに分けて、使う頻度が高いものから覚えていくのがおすすめです。

特に、線分、円、コピー、移動、オフセット、トリムは、ほとんどの図面作成で何度も使います。

これらをキーボードで呼び出せるだけでも、作業時間の短縮を実感しやすくなりますよ。

| 分類 | エイリアス・ショートカット | フルコマンド | 日本語名・用途 |
|—|—:|—|—|
| 作図 | L | LINE | 線分を描く |
| 作図 | PL | PLINE | ポリライン(連続線)を描く |
| 作図 | C | CIRCLE | 円を描く |
| 作図 | A | ARC | 円弧を描く |
| 作図 | REC | RECTANG | 長方形を描く |
| 作図 | POL | POLYGON | 多角形を描く |
| 作図 | H | HATCH | ハッチング(模様)を入れる |
| 作図 | T | MTEXT | 文字を入力する |
| 編集 | M | MOVE | オブジェクトを移動する |
| 編集 | CO / CP | COPY | オブジェクトをコピーする |
| 編集 | O | OFFSET | 平行線・同心円などを作る |
| 編集 | TR | TRIM | 不要な部分を切り取る |
| 編集 | EX | EXTEND | 線やオブジェクトを延長する |
| 編集 | RO | ROTATE | 回転させる |
| 編集 | SC | SCALE | 大きさを変える |
| 編集 | MI | MIRROR | 鏡のように反転コピーする |
| 編集 | F | FILLET | 角を丸める |
| 編集 | CHA | CHAMFER | 角を斜めに切る(面取り) |
| 編集 | S | STRETCH | 引き伸ばす |
| 編集 | X | EXPLODE | グループを分解する |
| 管理 | B | BLOCK | ブロックを定義する |
| 管理 | I | INSERT | ブロックを挿入する |
| 管理 | MA | MATCHPROP | 他のオブジェクトの設定をコピーする |
| 管理 | MO / PR | PROPERTIES | プロパティを表示する |
| 管理 | PU | PURGE | 不要なデータを削除する |
| 表示 | Z | ZOOM | 拡大・縮小する |
| 表示 | P | PAN | 画面を移動する |
| 表示 | RE | REGEN | 画面を再描画する |
| ファイル | Ctrl + S | QSAVE | 上書き保存する |
| ファイル | Ctrl + O | OPEN | 図面を開く |
| ファイル | Ctrl + P | PLOT | 印刷・出力する |
| 操作 | Ctrl + Z | UNDO | 元に戻す |
| 操作 | Ctrl + Y | REDO | やり直す |
| 操作 | Esc | – | 選択解除・コマンドキャンセル |

この一覧表の中で特に優先して覚えたいのは、**L、C、M、CO、O、TR、EX、Z、Ctrl+S**です。

作図では線分や円を描き、編集では移動・コピー・トリム・延長を行い、表示ではズームを使うという流れがとても多いからです。

Ctrl+Sの上書き保存も忘れてはいけません。

CAD作業では図面データが大きくなったり、外部参照や画像を扱ったりすることがあるので、こまめな保存はトラブル防止の基本中の基本です。

ちなみに、エイリアスはAutoCADの設定や環境によって変更されている場合があります。

会社独自の設定ファイルを使っている環境では、一般的な一覧と違う動作になることもあります。

思ったコマンドが起動しないときは、コマンドラインの表示やエイリアス設定を確認して、社内ルールがある場合はそちらを優先しましょう。

作業効率を上げる表示・補助機能のショートカット一覧

AutoCADの作業効率は、作図コマンドだけで決まるわけではありません。

実際の作業では、オブジェクトスナップを切り替える、直交モードで水平・垂直に線を引く、グリッド表示を確認する、ダイナミック入力をオン・オフするといった補助機能を頻繁に使います。

これらはファンクションキー(F1~F12)に割り当てられているものが多く、覚えておくと画面下部のステータスバーをいちいちクリックする手間が省けます。

| キー | 機能 | 使う場面 |
|—:|—|—|
| F1 | ヘルプ | コマンドの使い方を確認したいとき |
| F2 | テキストウィンドウ表示 | コマンド履歴を見たいとき |
| F3 | オブジェクトスナップ切替 | 端点・中点・中心などを正確に選びたいとき |
| F7 | グリッド表示切替 | 方眼を表示して作図の感覚をつかみたいとき |
| F8 | 直交モード切替 | 水平・垂直方向だけに線を引きたいとき |
| F9 | グリッドスナップ切替 | 一定間隔でカーソルを動かしたいとき |
| F10 | 極トラッキング切替 | 指定した角度に沿って作図したいとき |
| F11 | オブジェクトスナップトラッキング切替 | 既存の点を基準に位置合わせしたいとき |
| F12 | ダイナミック入力切替 | カーソルの近くで寸法や数値を確認したいとき |

初心者が最初に覚えるなら、**F3、F8、F12**の3つが特に実用的です。

F3のオブジェクトスナップは、線の端点や円の中心を正確に選ぶために欠かせません。

F8の直交モードは、水平線や垂直線を描くときに便利で、意図しない斜め線を防ぎやすくなります。

F12のダイナミック入力は、カーソルの近くで数値入力ができる機能ですが、人によってはコマンドライン入力のほうが使いやすい場合もあるので、自分の作業スタイルに合わせて切り替えるといいでしょう。

表示操作では、マウスホイールの使い方も重要です。

ホイールを回すと拡大・縮小、ホイールを押しながらドラッグすると画面移動ができます。

Zのズームコマンドと組み合わせれば、図面全体を確認したり、細かい部分を拡大して修正したりする作業がとてもスムーズになります。

図面の一部だけを見ていると、離れた場所の不要な線やレイヤーの間違いに気づきにくいので、表示系の操作を素早く行えることは図面の品質を保つうえでも役立ちます。

AutoCADショートカットの覚え方とカスタマイズのコツ

AutoCADのショートカットは、一覧表を眺めるだけではなかなか身につきません。

効果的なのは、実際の作業の流れに沿って「今日から使うコマンド」を絞り込むことです。

たとえば、作図の最初はLで線分、Cで円、RECで長方形を作って、修正ではMで移動、COでコピー、TRでトリムを使うというように、毎日使うものを決めてしまいます。

最初はリボン操作より遅く感じることもありますが、数日続けると指が自然に覚えて、コマンドを探す時間がどんどん減っていきます。

覚え方のコツは、英語のコマンド名と結びつけることです。

LINEのL、CIRCLEのC、MOVEのM、OFFSETのO、TRIMのTRのように、AutoCADのエイリアスはフルコマンドの頭文字や略語から来ているものが多くあります。

意味とセットで覚えると、新しいコマンドにも応用しやすくなります。

逆に、ただ丸暗記しようとすると混乱しやすいので、「何をするためのコマンドなのか」を意識して覚えることが大切です。

慣れてきたら、エイリアスを自分好みにカスタマイズすることもできます。

AutoCADでは、管理タブのカスタマイズ関連機能や、エイリアス編集機能を使って、短縮コマンドの割り当てを変更できます。

たとえば、よく使うコマンドを左手で押しやすいキーに設定したり、社内で頻繁に使う機能を短い入力で呼び出したりできます。

ただし、標準のエイリアスを大きく変えすぎると、別のパソコンで作業するときに混乱する可能性があります。

個人用パソコンで使う設定と、チームで共有する設定は分けて考えるのが安全です。

チームで作図する場合は、ショートカットの統一ルールも重要になってきます。

人によってエイリアスが大きく違うと、操作説明やトラブル対応のときに話が通じにくくなることがあります。

特に新人教育や外部協力者との作業が多い職場では、基本コマンドは標準設定に近い形で運用して、独自設定は必要最小限にすると引き継ぎがスムーズになります。

作図スピードだけを追い求めるのではなく、誰が見ても扱いやすい環境を保つことが、実務では大きな効率化につながります。

まとめ

AutoCADの基本コマンド・ショートカットは、一度に全部覚える必要はありません。

まずは**L、C、M、CO、O、TR、EX、Z、Ctrl+S、F3、F8**あたりから使い始めると、作図・編集・保存・補助機能の主要な操作をカバーできます。

慣れてきたら、ハッチング、ブロック、プロパティコピー、尺度変更、回転など、自分の業務でよく使うものを少しずつ追加していきましょう。

一覧表を手元に置いて、実際の図面作業で繰り返し使ってみることが、最も確実な習得方法です。

この記事が、あなたのAutoCAD作業を少しでもラクにするお手伝いになれば嬉しいです。

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