AutoCADの配列複写の使い方をお探しですね。

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AutoCADで同じ図形を効率よく並べる「配列複写」の使い方

AutoCADで椅子や照明、ボルト、柱、植栽、設備記号といった同じ図形を何度も配置する作業、手作業でコピーしていくと時間もかかるし、間隔がずれてしまうこともありますよね。

そんなときに便利なのが「配列複写」という機能です。

図形を一定のルールに従って、まとめて複製できるので作業がぐっと楽になります。

この記事では、AutoCADの配列複写(矩形状・円形状・パス)の使い方を、初心者の方にも分かりやすく、実務でつまずきやすいポイントや修正方法も含めて解説していきます。

配列複写って何?矩形状・円形状・パスの違いを知ろう

AutoCADの配列複写は、選んだ図形を一定の間隔や角度、指定した経路に沿って規則的にコピーできる機能です。

普通のCOPYコマンドでも図形はコピーできますが、たくさんの図形を等間隔で並べたり、円周上にきれいに配置したり、曲線に沿って並べたりするときは、配列複写を使った方が正確で速いんです。

たとえば会議室の椅子を縦横に並べたり、フランジのボルト穴を円形に配置したり、道路や配管ルートに沿って記号を並べたりする作業で威力を発揮します。

しかも、作図した後で数や間隔を変更できるので、設計変更が多い図面でも修正が楽なのが大きなメリットです。

配列複写には主に3つの種類があります。

**矩形状配列複写**は、行と列を指定して格子状に並べる方法。

机や照明、柱、タイルの割付けなんかに向いています。

**円形状配列複写**は、中心点を基準に円周方向へコピーする方法で、ボルトや歯車、放射状に並ぶ部材の配置に便利です。

**パス配列複写**は、線分やポリライン、円弧、スプラインといった経路に沿って図形を並べる方法。

フェンスや街路樹、照明ポール、配管の支持金具など、直線だけじゃ表現しにくい配置に使えます。

まずは「どんなふうに並べたいか」を考えると、どの配列複写を使えばいいか自然に分かってきますよ。

矩形状配列複写の使い方:行と列を指定して格子状に並べる

矩形状配列複写を使うには、ホームタブの修正パネルから配列複写を開いて「矩形状配列複写」を選びます。

コマンド入力で操作したい場合は、**ARRAYRECT**と入力してもOKです。

次にコピーしたい図形を選んでEnterキーを押すと、選んだ図形が行と列で構成された配列として表示されます。

表示されたら、リボンやプロパティ、グリップ操作を使って、列の数、行の数、列の間隔、行の間隔を調整していきます。

列の間隔は横方向の距離、行の間隔は縦方向の距離のことなので、図面の寸法に合わせて正確な値を入力することが大切です。

矩形状配列複写で気をつけたいのは、見た目だけ合わせるんじゃなくて、基準点と間隔の考え方をそろえることです。

たとえば椅子を並べるとき、椅子の外形同士の隙間で考えるのか、椅子の中心間の距離で考えるのかで、入力する値が変わってきます。

設備記号やブロックを並べる場合も、ブロックの挿入基点がどこにあるか確認しておくと、意図しないズレを防げます。

また、自動調整配列複写が有効になっている状態で作っておけば、後から配列全体を選んで行数や列数を変更できます。

設計途中で数が増えたり減ったりする可能性がある図面では、最初から自動調整を使っておいた方が修正が楽になりますよ。

円形状配列複写の使い方:中心点・項目数・回転の設定を理解する

円形状配列複写は、選んだ図形を指定した中心点の周りに配置する機能です。

操作は、ホームタブの修正パネルから「円形状配列複写」を選ぶか、コマンドラインに**ARRAYPOLAR**と入力して始めます。

コピーしたい図形を選んでEnterキーを押したら、配列の中心点を指定すると、図形が円周上にコピーされます。

その後、項目の数、埋める角度、項目間の角度などを設定します。

たとえば360度に8個配置すれば、中心を基準に45度ずつの均等配置になります。

機械部品のボルト穴や円形テーブルの周りの椅子など、中心から等距離に並ぶ図形では特に使いやすい方法です。

円形状配列複写で実務でよく迷うのが、「項目を回転」するかどうかです。

項目を回転する設定を有効にすると、コピーされた図形は中心点に対して放射方向に向きを変えながら配置されます。

逆に無効にすると、元の図形と同じ向きを保ったまま円周上に配置されます。

ボルト穴みたいに円形で向きがない図形ではあまり違いはありませんが、矢印や椅子、記号のように向きがある図形では結果が全然違ってきます。

また、方向設定で時計回りか反時計回りかを調整できるので、角度指定がある図面では配置方向も確認しておくと安心です。

完成した後で配列を選べば、グリップや配列複写タブから項目数や角度を調整し直せますよ。

パス配列複写の使い方と、作成後の編集・トラブル対処

パス配列複写は、指定した線や曲線に沿って図形を並べる機能です。

ホームタブから「パス配列複写」を選ぶか、**ARRAYPATH**コマンドを実行して、まずコピーしたい図形を選びます。

その後、配置の基準になるパスを選ぶと、図形がパスに沿ってコピーされます。

パスには線分、ポリライン、円弧、円、スプラインなどが使えるので、直線的な配置だけじゃなく、曲がった道路や外構ライン、配管ルートに沿った配置にも対応できます。

配置方法には、一定距離ごとに並べる方法と、パス全体を指定した数で分割して並べる方法があるので、図面で求められる条件に合わせて使い分けましょう。

パス配列複写では、図形をパスの接線方向に合わせるかどうかも重要です。

接線方向に合わせる設定を有効にすると、図形はパスの曲がりに応じて向きを変えながら配置されます。

街路灯やフェンスの支柱みたいにルートに沿って自然に並べたいときに便利ですが、記号の向きを常に同じにしたい場合は、向きの設定を確認する必要があります。

作成後の配列複写は、**ARRAYEDIT**で編集できて、項目数や間隔、基準になる図形の置き換えなどができます。

個別の図形として扱いたい場合は**EXPLODE**で分解できますが、分解すると配列全体としての一括編集ができなくなるので、最終調整が終わってから実行した方が安全です。

配列複写をうまく活用するには、自動調整配列複写と非自動調整配列複写の違いも理解しておく必要があります。

自動調整が有効な配列は、作成後もひとまとまりの配列オブジェクトとして扱われて、数や間隔を後から変更できます。

非自動調整の場合は、作成後に各図形が独立したオブジェクトになるので、個別編集には向いていますが、全体の条件変更には手間がかかります。

設計変更が予想される段階では自動調整を有効にして、納品前や細部調整の段階で必要に応じて分解する流れが実務的です。

配列複写がうまく動かない、選んでも編集できないといった場合は、図面ファイルの不具合やオブジェクトの状態が原因になることもあります。

そんなときは別名保存、監査、不要データの整理、必要に応じて**WBLOCK**で書き出しを試すと改善する場合があります。

まとめ

AutoCADで図形を規則的に並べる配列複写は、単なる時短機能じゃなくて、図面の精度と修正しやすさを高めるための基本機能です。

矩形状は行と列で整然と並べたいとき、円形状は中心点を基準に均等配置したいとき、パスは線や曲線に沿って配置したいときに使います。

最初はコマンド名や設定項目が多くて戸惑うかもしれませんが、配置ルールを「格子」「円周」「経路」の3つに分けて考えると迷いにくくなります。

作成後の編集を見越して自動調整を活用して、必要に応じてARRAYEDITやEXPLODEを使い分ければ、手戻りの少ない効率的な作図ができますよ。

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