AutoCADでラスターイメージの枠線を消す方法をお探しですね。

広告

AutoCADで貼り付けた画像の枠線を消す方法とトリミングのやり方

AutoCADに写真や地図、スキャンした図面などを貼り付けると、画像の周りに四角い枠線が表示されることがありますよね。

作業中は画像を選びやすくて便利なんですが、印刷するときにこの枠線まで出てしまうと、図面の見た目がイマイチになってしまいます。

また、画像の余白や使わない部分を隠したいときは、枠線を消すだけじゃなくて「トリミング」のような操作も必要になります。

この記事では、AutoCADで貼り付けた画像の枠線を消す方法と、必要な部分だけを表示するトリミングのやり方を、初心者の方にも分かりやすく説明していきます。

1. 画像の枠線が表示される理由

AutoCADでJPEGやPNG、TIFFなどの画像を挿入すると、画像の周りに「イメージフレーム」という枠が表示されます。

これは画像そのものに描かれている線ではなくて、AutoCADが画像を選びやすくするために自動で表示している境界線なんです。

画像を動かしたり、大きさを変えたりするときには、この枠があると作業しやすいんですが、印刷するときには邪魔になることが多いです。

特にスキャンした図面や地図を下敷きとして使っている場合、四角い枠線が残っていると「画像を貼り付けました」って感じが丸見えになってしまいます。

ちなみに、「貼り付けた画像」にもいくつか種類があります。

普通に挿入したラスターイメージ、WordやExcelからコピペしたOLEオブジェクト、PDFの下敷きなど、種類によって枠線の消し方が少し違うことがあるので注意が必要です。

2. 枠線を消す基本は「IMAGEFRAME」コマンド

ラスターイメージの枠線を消すには、コマンドラインに「IMAGEFRAME」と入力して設定を変えます。

このコマンドは、画像の枠を画面に表示するか、印刷に出すかを切り替えるためのものです。

IMAGEFRAMEの設定値は3つあります:

– **0**:枠を表示しない、印刷もしない
– **1**:枠を表示する、印刷もする
– **2**:枠を表示する、でも印刷はしない

提出用の図面で枠線を出したくないなら、「0」か「2」に設定します。

完全に見えなくしたいなら「0」ですが、作業中に画像を選びにくくなるのがちょっと不便です。

なので、編集している間は「2」にしておいて、画面では枠を確認できるけど印刷には出ないようにするのがおすすめです。

設定の手順

1. コマンドラインに「IMAGEFRAME」と入力してEnter
2. 「0」「1」「2」のどれかを入力してEnter
3. 印刷プレビューで確認する

設定したら、必ず印刷プレビューで確認してください。

画面だけ見て判断すると、実際に印刷したら枠が出ちゃった…なんてことがあります。

もしIMAGEFRAMEを変更しても枠線が消えない場合は、対象がラスターイメージじゃない可能性があります。

クリップボードから貼り付けた画像はOLEオブジェクトになっていることがあるので、その場合は「OLEFRAME」を確認してみてください。

3. 画像の不要な部分を隠す「クリップ」機能

画像の余白や使わない部分を隠したいときは、「クリップ」機能を使います。

普通の画像編集ソフトの「トリミング」みたいなものですね。

クリップを使うと、指定した範囲の内側だけを表示して、外側を非表示にできます。

大事なのは、元の画像データを切り取って削除するわけじゃなくて、図面上で見える範囲を制限するだけだということです。

クリップの基本的な手順

1. 対象の画像を選択する
2. コマンドラインに「IMAGECLIP」と入力するか、右クリックメニューから選ぶ
3. 矩形(四角形)かポリゴン(多角形)で表示したい範囲を指定する

矩形クリップは四角く切り取りたいときに便利で、ポリゴンは斜めの敷地や不規則な形の地図など、四角じゃ収まらない部分を表示したいときに使います。

クリップの注意点

クリップした後も元の画像データは残っているので、後から範囲を変更すれば隠した部分をまた表示できます。

便利な反面、ファイルサイズは減りません。

図面データを軽くしたい場合は、AutoCADに取り込む前に画像編集ソフトでトリミングしてから貼り付ける方がいいでしょう。

また、クリップした境界線自体が表示される場合も、IMAGEFRAMEの設定で制御できます。

作業中は境界が見えていた方が範囲を調整しやすいので、範囲が決まってから枠線の表示設定を調整するのがおすすめです。

4. 枠線が消えないときのチェックポイント

IMAGEFRAMEを設定したのに枠線が残る場合は、以下をチェックしてみてください。

まず確認すること

– **印刷プレビューを見る**:IMAGEFRAMEが「2」なら画面には表示されるけど、印刷には出ません。

画面で見えているだけで「消えてない」と判断するのは早いです。

– **枠線の正体を確認する**:AutoCADのフレームなのか、画像そのものに含まれる線なのか。

スキャンした図面だと、紙の端や影、余白の境界が画像に写り込んでいることがあります。

この場合、IMAGEFRAMEを変更しても消えません。

チェックリスト

– オブジェクトの種類は何か(ラスターイメージ?OLE?PDFアンダーレイ?)
– IMAGEFRAMEは0・1・2のどれになっているか
– 枠線は印刷プレビューにも出るか、画面上だけか
– 線は画像データ自体に含まれていないか
– クリップ境界を表示しているだけではないか

実務でのおすすめ設定

作業中はIMAGEFRAMEを「2」にしておくのがおすすめです。

画面で画像の位置や範囲を確認しやすくて、印刷には枠が出ないので、ちょうどいいバランスです。

画像の配置や大きさ調整が完全に終わって、もう触らないってなったら「0」に切り替えれば、見た目もスッキリします。

ただし、後で画像を編集したくなったときに選びにくくなるので、どこに配置したか覚えておくか、メモしておくと安心です。

まとめ

AutoCADで貼り付けた画像の枠線を消す作業は、線を削除するんじゃなくて、フレーム表示の設定を変えることが基本です。

– **枠線を印刷したくない** → IMAGEFRAMEを「2」
– **画面でも非表示にしたい** → IMAGEFRAMEを「0」
– **画像の余白を隠したい** → IMAGECLIPでトリミング

OLEオブジェクトやPDFアンダーレイの場合は別の設定が必要になるので、まずは対象が何なのかを確認してから操作すると迷いません。

これらを理解しておけば、スキャンした図面や地図を使った作図でも、見た目のきれいな図面に仕上げられます。

ぜひ試してみてください!

広告