AutoCADで多角形を描く方法をお探しですね。

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AutoCADで正多角形をかんたんに描く方法【5角形・6角形・8角形】

AutoCADで五角形や六角形、八角形といった正多角形を描きたいとき、線分を1本ずつ引いていくのは大変ですよね。

そんなときに便利なのが「POLYGON(ポリゴン)」コマンドです。

このコマンドを使えば、辺の数を指定するだけで、きれいな正多角形があっという間に完成します。

特に覚えておきたいのが「内接」と「外接」の違い。

この2つをちゃんと理解しておくと、ボルトの頭や案内標識、建築図面の記号など、いろんな形を正確に描けるようになります。

今回は、AutoCADで正多角形を描く基本的な手順と、内接・外接の使い分けについて、初心者の方にもわかりやすく説明していきます。

POLYGONコマンドってどう使うの?

AutoCADで正多角形を描くときは、POLYGONコマンドを使います。

正多角形というのは、すべての辺の長さが同じで、すべての角度も同じ図形のこと。

正五角形、正六角形、正八角形など、辺の数を指定するだけで、均等できれいな形が自動的に作れます。

線分を1本ずつ測りながら描くより、ずっと正確で早いんです。

POLYGONで作った正多角形は、基本的に「ポリライン」という1つのかたまりとして扱われます。

ポリラインっていうのは、複数の線がつながって1つのオブジェクトになっている図形のことです。

POLYGONコマンドの実行方法はいくつかあります。

– リボンメニューから選ぶ:「ホーム」タブの作成パネルにある「長方形」の近くに「ポリゴン」があります
– コマンドラインに入力:「POLYGON」と入力してEnterキーを押す
– 短縮入力:「POL」と入力してもOK(環境によります)

慣れてきたら、コマンド入力のほうが早く作業できることが多いので、「POL」を覚えておくと便利ですよ。

基本的な操作の流れはこんな感じです。

1. 辺の数を入力する(五角形なら「5」、六角形なら「6」、八角形なら「8」)
2. 正多角形の中心点を指定する
3. 内接か外接かを選ぶ
4. 半径を指定する

中心点は、画面上の好きな場所をクリックしてもいいですし、すでに円や基準点がある場合は、オブジェクトスナップを使って正確に指定できます。

作業中は、コマンドラインに表示される指示をよく見ながら進めるのがポイントです。

POLYGONコマンドの特徴は、ただ形を作るだけじゃなくて、円を基準にして「内接」または「外接」を選べること。

この違いをちゃんと理解していないと、同じ半径を入力したつもりなのに、できあがる多角形の大きさが思っていたのと違う…なんてことになります。

特に、六角ボルトの頭を描くときや、図面の記号を正確な寸法に合わせるときは、内接と外接をきちんと使い分ける必要があるんです。

内接と外接って何が違うの?

POLYGONコマンドで一番間違えやすいのが、この「内接」と「外接」の違いです。

言葉だけだとちょっと難しく感じるかもしれませんが、図をイメージすると意外とかんたんですよ。

**内接っていうのは**、正多角形の角(頂点)が、基準となる円の円周上にぴったり乗っている状態のこと。

つまり、円の中に正多角形がすっぽり収まるイメージです。

AutoCADでは「I」を入力して選びます。

このとき入力する半径は、中心から頂点までの距離になります。

円の範囲内に正五角形や正八角形を収めたいときは、内接を使うとちょうどいいです。

**外接っていうのは**、正多角形の辺が、基準となる円に接している状態のこと。

円の外側を正多角形が囲んでいるイメージで、AutoCADでは「C」を入力して選びます。

このとき入力する半径は、中心から辺までの距離になります。

ここが大事なポイントなんですが、同じ「半径100」と入力しても、内接と外接では出来上がる正多角形の大きさが変わります。

外接では円が多角形の内側に入って、各辺が円に接するので、頂点は半径100より外側に出るんです。

**どっちを選べばいいの?**

図面でどこを基準にしたいかで判断するとわかりやすいです。

– **頂点(角)の位置を基準にしたい** → 内接を選ぶ
– **辺の位置や、辺と辺の距離を基準にしたい** → 外接を選ぶ

たとえば、六角ボルトの頭みたいに、向かい合う平らな面の間の距離を意識する形状では、外接の考え方が役立ちます。

逆に、円の中に収まるマークや飾りの形を作りたいときは、内接のほうが扱いやすいです。

内接・外接の選択は、見た目だけじゃなくて、寸法の正確さにも関わってきます。

AutoCADでは、クリック操作だけでも多角形は作れますが、正確な図面を作るなら、半径を数値で入力することをおすすめします。

すでに円がある場合は、中心点をオブジェクトスナップで取得して、半径を指定するときに円周上の点や接点をクリックする方法もあります。

極トラッキングや直交モードをオンにしておくと、正多角形の向きをきれいにそろえやすくなりますよ。

内接で5角形・6角形・8角形を描いてみよう

内接で正多角形を描くときは、頂点が指定した円の円周上に配置されます。

「この円の範囲内に収まる正多角形を描きたい」というときに使う方法です。

正五角形は記号やデザイン、正六角形は部品やナットの形、正八角形は標識や柱の表現などでよく使われます。

AutoCADでは辺の数を変えるだけで同じ手順で描けるので、5角形・6角形・8角形をまとめて覚えちゃいましょう。

**内接で描く手順**

1. 「POLYGON」または「POL」と入力してEnterキーを押す
2. 辺の数を入力する(5角形なら「5」、6角形なら「6」、8角形なら「8」)
3. 正多角形の中心点をクリック、または座標・スナップで指定する
4. 「I」と入力して内接を選ぶ
5. 半径を数値で入力するか、円周上の点をクリックして大きさを決める

**具体例:半径100の円に内接する正六角形**

POLYGONを実行して、辺の数に「6」を入力します。

次に中心点を指定して、内接の「I」を選択してから、半径に「100」と入力。

これで中心から各頂点までの距離が100の正六角形ができあがります。

正五角形なら辺の数を「5」に、正八角形なら「8」に変えるだけ。

基本的な操作は全部同じです。

**すでにある円に合わせて描くには?**

先に円を描いておいて、その円の中心をオブジェクトスナップで取得すると正確です。

半径を指定する場面では、円周上の点をクリックすれば、円のサイズにぴったり合った正多角形が作れます。

円の上や右に頂点をそろえたいときは、極トラッキングや直交モードを使うと便利。

正多角形の向きは図面の見やすさに影響するので、基準線に対して向きをそろえる意識を持つといいですよ。

**内接を使うときの注意点**

指定した半径は「中心から頂点まで」の距離だということを覚えておきましょう。

たとえば半径100で正八角形を作ると、八角形の角は半径100の円上にありますが、各辺の真ん中あたりは円より内側に入ります。

だから、辺の位置を基準にしたい図形では、内接じゃなくて外接を選ぶ必要があるんです。

完成してから寸法を測って「あれ?」と思ったら、内接・外接の選択を間違えていないかチェックしてみてください。

外接で5角形・6角形・8角形を描く方法と注意点

外接で正多角形を描くときは、各辺が指定した円に接するように作図されます。

内接とは違って、入力する半径は中心から頂点までじゃなくて、中心から辺までの距離です。

だから、同じ半径100を指定しても、外接で作った正多角形は内接よりも外側に広がります。

円を内側に収める形で多角形を作りたいとき、または辺の位置を基準に寸法を決めたいときに外接を使います。

**外接で描く手順**

基本的には内接とほとんど同じです。

1. POLYGONを実行する
2. 辺の数を入力する(5・6・8のどれか)
3. 中心点を指定する
4. 「C」と入力して外接を選ぶ
5. 半径を数値で入力するか、基準となる円に接する位置をクリックして大きさを決める

正五角形、正六角形、正八角形、どれも辺の数を変えるだけで同じように操作できます。

**外接を使うときの大事なポイント**

完成した形のどの寸法を管理したいかを、先に決めておくことが重要です。

たとえば六角形で、向かい合う辺の距離を基準にしたいとき。

このような場合、外接を選ぶと、円の直径が向かい合う辺の間隔に対応するので、寸法を考えやすくなります。

逆に、向かい合う頂点の距離を基準にしたいなら、内接のほうが直感的です。

正五角形や正八角形でも同じで、頂点基準なのか辺基準なのかを判断してから作図すると、失敗が減りますよ。

**作図後に編集したいときは?**

POLYGONで作った正多角形は、1つのポリラインとして選択できます。

グリップを使えば位置や形の一部を調整できますが、正多角形としてのきれいな形を保ちたいなら、頂点を個別に動かさないほうが安全です。

各辺を別々の線分として編集したいときは、EXPLODEコマンドで分解できます。

ただし、分解すると1つの正多角形としてのまとまりは失われるので、寸法を変えたり再利用したりすることを考えるなら、分解前のデータを残しておくと安心です。

よくあるミスと対策

最後に、AutoCADで正多角形を描くときによくあるミスをまとめておきますね。

**1. 内接と外接を逆に選んでしまう**
これが一番多いミスです。

半径を正しく入力しても、図形のサイズが思っていたのと違ってしまいます。

**2. 辺の数が前回のまま残っている**
前に8角形を描いた後に6角形を描こうとすると、辺の数が「8」のままになっていることがあります。

コマンドラインの表示をしっかり確認しましょう。

**3. 中心点を目測でクリックしてしまう**
目分量でクリックすると位置がずれやすいです。

既存の図形に合わせる場合は、オブジェクトスナップを使うことが大切です。

POLYGONコマンド、内接・外接、半径の意味。

この3つをセットで理解しておけば、AutoCADで正多角形を正確に、そして効率よく描けるようになります。

最初は少し戸惑うかもしれませんが、何度か練習すればすぐに慣れますよ。

ぜひ実際に試してみてくださいね!

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